ミル「自由論」原書精読への序説
(2021年10月25日付で下記リンクの記事後半を中心に大幅に書き直しました。timedやtimelessなどの未定義な術語を排除しました。お読み頂けると幸いです。) 薬袋善郎 ミル『自由論』原書精読への序説への疑問① 譲歩節のmight tmneverdies.hatenablog.com とい…
ミル『自由論』原書精読への序説(ミル精読序説)では,以下のit might seemについて深い考察がなされています.詳しくは書籍を参照していただきたいのですが,"it might seem"が誰に対するものなのかという点について,解説に疑問点があるためここで論じる…
ミル『自由論』原書精読への序説(ミル精読序説)には,"A similar tone of sentiment might by this time have been prevalent in our own country,"についてミルの書き間違いの可能性が指摘されている部分(1-3-04)があり,個人的には本書の白眉だと考えて…
問題の部分を引用します.細かい構文の説明は薬袋善郎 ミル「自由論」原書精読への序説(ミル精読序説)の1-6-2~1-6-10 を参照してください.英文の内容の理解についてはおおむね薬袋先生に異論はないのですが,細かい部分で疑問点があるため取り上げます. …
(2021年10月25日 id:all_for_nothingさんとの議論をもとに論点を整理し、後半に追記しました。また本文後半を中心によりわかりやすく整理し直しました。) (2021年9月19日 薬袋先生の意図したmightの解釈には問題がないと考えられたため、大幅に加筆修正しま…
薬袋善郎先生は英語リーディング教本などの著作で有名な英語講師です 個人的には,薬袋先生は文法解説・内容理解の面で最も信頼できる英語講師の一人だと思っています. その薬袋先生が2020年3月にミル自由論の解説本を出版されました.英文のあらわす「こと…